女声合唱団 ベラノッテ
練 習 曲
練 習 曲
このページでは、この数年間に取り組んできた練習曲を紹介します。
指導者が私たちのために厳選してくださったものや、団員が愛する曲たちです。また、将来的に再度取り組む可能性が含まれています。
どの曲にも、それに費やした情熱と数々の思い出がいっぱいです。
1736年、ペルゴレージが生涯を閉じるわずか数ヶ月前に作曲された作品で、十字架につけられたキリストを見つめる聖母マリアの心情を描いています。
「Stabat・Mater(スタバト・マーテル)」は、この曲の背景から「立ち尽くす母」と意訳されます。
ペルゴレージは一人の母の深い悲しみと愛を、情感豊かな旋律で表現しました。
ソプラノとアルトのための二重唱と、弦楽器とオルガンを伴う器楽部分から成っており、ペルゴレージの天賦の才能が光る作品です。
今もなお、世界中で愛され続けているこの曲に挑戦できた、という事実そのものが私たちの誇りです。。
いつの日か、この感動的な作品の全曲演奏を夢見ています♡
宮澤賢治の繊細な感性と豊かな自然観を映し出した詩に、萩京子先生が曲を付けた重唱曲集。彼の世界観が現代音楽によって新たな命を吹き込まれた、ジワジワとくる感動作品です。。BellaNotteはこの文学と音楽の融合した曲に挑戦する事で、多層的な表現力を追求する機会を得ました。
こちらもいつの日か全曲演奏を目指しています♡
皆さんご存じの永遠の名作「赤毛のアン」。この心温まる物語をベースに、岸田衿子先生によって美しく詩が紡がれ、三善晃先生と毛利蔵人先生によって感動的な旋律が生み出されました。そして吉田覚先生と吉田寛子先生の巧みな編曲により完成したのが「児童と女声合唱のための組曲『赤毛のアン』」です。 私たちは全曲を演奏しました🎉
プリンスエドワード島の美しい風景と、アン・シャーリーの豊かな感性、人々との深い絆が表現されています。各パートは、アンの生き生きとした内面と、彼女が成長する過程で遭遇するさまざまな感情の起伏を巧みに捉えています🌱
「赤毛のアン」という作品が、時代を超えて愛され続ける理由は何なのかを、合唱を通して再認識する機会となりました📚 💖
「Gaude virgo,mater Christi」(喜べ、キリストの母よ)
ルネサンスの作曲家、ジョスカン・デ・プレのモテットを、ヴォーチェアルモニカさんとのコラボ演奏で歌いました。女声2部での演奏がほとんどの私たちにとって、混声での多声音楽は実に心地よく、楽しい経験となりました。
「O Filii et Filiae」(おお、息子たちよ、娘たちよ)
伝統的宗教的テキストに、現代の作曲家Ivo Antognini(イヴォ・アントニーニ)が息吹を吹き込んだ、心を打たれる美しい作品でした。
ハンガリーの民族音楽学者としても知られるバルトーク・ベーラ の音楽に挑戦しました。
これらの曲は、彼が愛したハンガリー民謡にインスパイアされたものです。バルトークはハンガリーやその他の地域の民謡を広く研究し、それらを彼の創作活動に活かしました。
技術的な難易度が高いこれらの曲を、感情的な深さも併せて表現しつつ、原語でア・カペラで演奏するというのは大変でしたが、みんなで力を合わせて取り組みました。この曲集には、他にも魅力的な作品が多数含まれており、それらを演奏できる次の機会を心待ちにしています。
※このサイトでは、画像中の作曲者名「Bartók Béla」も含め、ハンガリー語での正式な表記方法(姓→名の順)にしております。ただ、国際的な場面では「Béla Bartók(ベーラ・バルトーク)」と表記されるのが一般的です。ハンガリーも日本と同様の名前表記の順序を持つことを今回初めて知りました🌱。
ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー[1839–1901] は、リヒテンシュタイン出身の作曲家・オルガニスト・教育者です。
優れたオルガン作品をはじめ、宗教音楽、合唱曲、交響曲、室内楽など、多岐にわたる分野で数多くの名作を残しました。彼のミサ曲は、敬虔でありながら温かみを感じさせる作品として、多くの合唱団に愛され演奏されています。 その作風は、ロマン派の豊かな情感と古典的な構造の美しさを融合させたものとして、高く評価されています
🎵✨
Ave Regina Coelorum(めでたし、天の元后)は、聖母マリアへの敬虔な祈りを込めた古典的なラテン語の賛歌です。
松下耕先生によるこの作品は、伝統的な宗教音楽の形式を尊重しながらも、豊かなハーモニーと繊細な音の重なりで音楽が膨らんでいきます。「透明感のある響きを生み出せますように」との願いを込めて歌いました✨
⬆️⬆️⬆️ラインベルガー作品練習時に使ったデジタル音源です🍒
ジギスムント・ノイコム(Sigismund Neukomm, 1778–1858)は、オーストリア出身の作曲家・指揮者・音楽理論家であり、ハイドンの弟子としても知られています。ウィーン古典派からロマン派初期への移行期に活躍し、ヨーロッパ各地で音楽文化の発展に貢献しました。
その作風は、師であるハイドン譲りの明快な構成力と、繊細で優美なメロディが特徴です。彼は宗教音楽にも多く取り組み、敬虔であり、かつ親しみやすい作品を数多く残しました。
《ミサ曲 ハ長調(Messe in C)》は、ノイコムが残した宗教作品の中でも、特に平和で明るい音色が印象的な一作です。全体を通して温かく穏やかな曲想に包まれ、どこか日差しの差し込むような優しさと希望に満ちています。
✨最新アップデートのページに練習用デジタル音源をアップしています。
曲の雰囲気を感じていただけます。興味がおありでしたら、ぜひご試聴ください🌱